コスチュームジュエリーデザイナーとして活躍する堀陽子とプロデューサーの渋谷佑子によるヨーロッパの技法をアレンジした煌びやかなジュエリー。現代美術において注目されているケイト・トムソン（作品：英国大使館モニュメント「親和の小波」他）、片桐宏典（1988年英国スコットランド王立アカデミー、ラティマ−賞受賞）による彫刻。ちぎり文字でNHKの『おしゃれ工房』に出演した中川さくたろうの、あたたかで微笑みを誘うちぎり文字。ホテル椿山荘東京で初めて集うアーティストたちが、それぞれの彩りを魅せます。

出品作家紹介

■イグレック
堀陽子、渋谷佑子
シャンソンを中心にジャンルにとらわれない歌で横浜赤レンガ倉庫コンサート等で活躍。また、独自の感性でステージ衣装・アクセサリーをデザイン。２００７年、コスチュームデザイナーYOKO HORIブランド「イグレック」を立ち上げ、作品の素材・組み合わせなどからサプライズジュエリーと呼ばれる。ステージコスチュームデザイナーとして注目されている。

■彫刻
ケイト・トムソン
1961年セント・アルバンズ（イギリス）に生まれる。
グラスゴー市ゴルボーズ地区のコミュニティー・ア−ティストとして４年間、地域に密着した美術教育普及活動に携わる。1988年から彫刻制作に専念しヨーロッパはもとより日本各地の公共彫刻プロジェクトに参加、都市景観、自然環境と芸術の融合性をテーマに制作活動を続けている。

片桐宏典
1958年宮城県気仙沼市生まれ。
宮城教育大学美術専攻科卒業後、渡欧。オーストリア、スコットランドを中心に公共彫刻プロジェクトに参加。1991年岩手県岩手郡岩手町に浮島彫刻スタジオ設立。エジンバラと岩手をベースにヨーロッパでの活動と国内各地での公共作品の制作活動に取り組む。

■ちぎり文字
中川さくたろう
1945年生まれ。
現在、原宿でことばを創りデザインする、オフィスと工房とお店を兼ねた『ことばのお店』を開店中。1973年日本デザインセンターにコピーライターとして入社。ここで14人のアートディレクターと仕事をし、デザインという世界に目覚め、今に至る。2000年、和紙をちぎり『ちぎり文字のことば』(大曜）として作品を発表。NHKの『いっと６けん』『おしゃれ工房』にも出演した。教室も開き、定期的に展覧会を開催している。